セキュリティ入門Web講座

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プロキシサーバ

今回は対策技術のご紹介です。
プロキシサーバは、前回の技術紹介でお話したルータと同じく、もともとの機能を拡張してセキュリティ機能がついたものが増えてきました。
このため、今回お話します。

プロキシサーバとは?

プロキシサーバの動作

プロキシサーバのプロキシとは、「代理」という意味です。
プロキシサーバ
上の図のように、PCが直接Webサーバとは通信せず、プロキシサーバが通信を行います。
動作は以下の順番で行います。

  1. PCのブラウザがWebサーバへの通信をプロキシサーバに依頼
  2. プロキシサーバは依頼されたWebサーバのデータがキャッシュに無いかを確認
    • キャッシュに有る場合
      保存したデータが保持期間内かを確認
      • 保存期間内の場合
        1. PCのブラウザにデータを送信
      • 保存期間外の場合
        1. キャッシュのデータを削除
        2. プロキシサーバがWebサーバからデータを取得
        3. データをキャッシュに保存
        4. PCのブラウザにデータを送信
    • キャッシュに無い場合
      1. プロキシサーバがWebサーバからデータを取得
      2. データをキャッシュに保存
      3. PCのブラウザにデータを送信

もともとの機能

プロキシサーバの動作により、インターネットで問題となっていた下記の2種類を改善していました。
  1. 通信データ量の削減
  2. 通信アドレス数の削減

通信データ量の削減

PCへはキャッシュを送信するで、インターネットでの通信データ量が削減されます。
これにより、下記の2点が改善されます。
  1. LANなどの社内回線がインターネットの速度より早い場合、PCでの通信が速くなる
  2. インターネットの通信料金が従量制の場合、通信データ量を削減することにより、コストが下がる

通信アドレス数の削減

インターネットへの通信は、各PCからではなく、プロキシサーバの1台だけから行われます。
このため、インターネット上の回線数が削減されます。

環境が変わった?

使用効果の減少

以下のような通信環境の変化により、もともとの機能により得られる効果が減少してきています。
  1. インターネットの通信速度の向上
  2. 通信料金の定額制の導入

逆効果

それどころか、次のように、逆効果とも言える状態になっています。
リクエストの多さや通信データの容量増加により、処理量が増加し、プロキシサーバの動作速度が遅くなる
プロキシサーバの遅さがそのまま、社内回線の遅さにつながり、もともと期待したPCでの通信が遅くなる

付加機能の追加

このため、プロキシサーバの機能だけでは、使われなくなってきました。
サーバであるため、場所の確保や費用がかかっております。
使われなくなったので則撤去ではなく、機能を拡張して使い続けることを選ぶこともあります。

例えば、以下のような機能です。
  1. すでにお話したファイアウォールの機能
  2. ウィルス対策ソフトの機能

すでにお話したファイアウォールの機能

プロキシサーバは、インターネットの通信を行う場所なので、ファイアウォール設置場所としては適切であるため、機能追加されるようになりました。

ウィルス対策ソフトの機能

プロキシサーバには、Webサーバのデータのキャッシュがあります。
キャッシュデータはPCからの要望により、複数回使われることがあります。 このため、キャッシュデータを1度対処しておけば、各PCで要求されたときに対処する必要はなくなります。
結果として、各PCで行うよりも効率的であるため、機能追加されるようになりました。

この2つに限らず、現在進行形でいろいろと考えられています。
不要な機能は削除されていき、今後も効率的な機能は追加されていくと考えられます。

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