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ルールが守ってもらえないから、導入できない・・・どうしたらよい? ~ セキュリティ対策のルールの考え方 ~

「ルールが守ってもらえないから、導入できない・・・どうしたらよい?」とご質問いただいたので、こちらでご紹介します。
3回にわたって、「セキュリティ対策を実施する上でのビジネス的な課題」のお話をしています。
前々回は「お金(予算)がない」場合について、前回は、「使い勝手が悪くなる」場合のお話をしました。
今回は最後の「ルールが守られない」のお話をします。

セキュリティ対策を実施する上でのビジネス的な課題

問題点は?

今までお話をしてきた実施をためらう課題をまとめると、次の3つに分類できます。

  1. お金(予算)がない
  2. 使い勝手が悪くなる
  3. ルールが守られない

ルールが守られない

どうしてルールが守られないの?

「ルールが守られない」主な要因は、大きく分けると次の3種類です。

  1. ルールを知らない
  2. 罰則がない
  3. 守るのが面倒

最初の2つは分かると思うので、最後だけ、補足でお話をします。

守るのが面倒

セキュリティ対策としてルールを設定すると、前回お話をしたように「使い勝手が悪くなる」と考える人もでてきます。
「手間が増えたり」「今ある機能が使えなくなったり」するからです。

課題解決のヒント

それぞれの要因に合わせてお話をします。

ルールを知らない

知らないものは守りようがありません。
セキュリティに限らず、担当範囲は「良く知っている」でも、担当以外の事は「知らない・・・」ということがあるのではないでしょうか?

セキュリティ担当者であれば、セキュリティの予算は知っているでしょう。
でも、他の部署の予算、例えば「営業の売上目標は?」「工場の製品製造の予算は?」など、知らないことがあるのではないでしょうか。
ルールを書いた文章(電子ファイルや紙などどのようなものであっても)を単に通知するだけでは、忙しい人には、読まれないこともあります。
読んでもらうための方法が必要なのです。
例えば、「社内研修を行う」「管理職に部下が読むよう指示の依頼をする」などです。

罰則がない

残念なことですが、「罰則がない」と守らない人が必ずと言っていいほど居ます。
会社の場合、ルール破りには、就業規則違反として、処分するなど、罰則を設けて、周知します。
罰則があれば、知らないと言っても、罰せられますから、ルールを見る・調べるという自発的な行動が促されます。

守るのが面倒

これは、次の2つに分類できます。

  1. 守らなくてもよいと考える
  2. 影響が分からない

「守らなくてもよいと考える」のは、一つ前の「罰則がない」又は「罰則が罰則になっていない=軽すぎる」場合が多いです。
考えているくらいですから、ルールがあることは知っています
しかし、守らないのです。
この場合は、一つ前の「罰則がない」とお話しましたとおりです。

「影響が分からない」は、ルール破りで生じる損害が分からないのです。
この場合、「使い勝手が悪くなる割には効果が無い!」と考えている事が多いです。

使い勝手と損害を比べて、損害が大きいとわかるだけでも、ルールを守る人は出てくるでしょう。
多大な損害を与えると、損害補償など、自分自身に損害があるからです。

まとめ

「どうして守られないのか?」「それにはどうしたら守られるか?」という順番で考えるようにしましょう。
そうすると、「ルールが守られない」とセキュリティ対策を諦めて、考えを停止するすることが、少なくなります。

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