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「ウィルス対策ソフトを入れているから安全だよね・・・」よく聞かれる質問の答え その2

以前お話をした「ウィルス対策ソフトを入れているから安全だよね・・・」と聞かれた時の回答 その2「ウィルス対策ソフトの使い方の問題」編です。

ウィルス対策ソフトの弱点

回答

「一応安全と言いたいけど、完全ではない・・・」です。
「安全なの?」と言いたくなるような回答で申し訳ないのですが、次のような問題があるので、断言できません。

  1. ウィルス対策ソフトの動作上の問題
  2. ウィルス対策ソフトの使い方の問題

ウィルス対策ソフトの動作上の問題」は、以前お話をしているので、ご覧ください。

ウィルス対策ソフトの使い方の問題

使い方の問題は大きく分けると、以下の3つです。

  1. ウィルス定義ファイルが更新されていない
  2. 適切な設定がされていない
  3. 原因が修正されるまで問題があるまま

ウィルス定義ファイルが更新されていない

ウィルス対策ソフトが十分に動作するには「対策ソフトのウィルス定義ファイルを最新のモノにする」ことが重要です。
しかし、「最低限のウィルス対策をしましょう その2」でお話をしているように、更新されないこともあります。
また、有料のウィルス対策ソフトの場合、更新できる期間が決まっている場合もあります。
更新期間が終了すると、ウィルス定義ファイルが最新のモノにならなくなります。
そうすると、動作上の問題でもお話をしたように、新しいウィルス(マルウェア)はわからなくなります
これでは、現在も安全とは言い難いです。

適切な設定がされていない

ウィルス(マルウェア)の高度化に伴い、ウィルス対策ソフトも高度化してきています。
しかし、PCやサーバ、スマートフォンなどの機器は、買い替えなどしない限り、性能は一定(使い方などによっては遅くなることも・・・)です。
そうすると、新しいウィルス対策ソフトが動作すると、本来の操作ができなくなることもあります。
このような問題もあり、ウィルス対策ソフトが持っている機能をすべて使うのではなく、一部の機能を動作させないように設定することもあります。
また、機能によっては、機器ごとに設定が必要な場合もあります。
このような場合、設定しないと全く動作しない場合や不完全な動作しかしません。

動作しない機能がある場合や不完全な動作しかしない機能がある場合、既知のウィルス(マルウェア)であっても動作する場合もあります。
このため、安全とは言い難いです。

原因が修正されるまで問題はあるまま

ウィルス定義ファイルは、基本的に、ウィルスが発見されてから作成されます。
言い換えると、ウィルスの存在がわからないと作成されません。
その対策として、「ヒューリスティック法」や「ビヘイビア法」などの機能が追加されてきました。
しかし、元になっている問題が修正されない限り、問題の元は残ります。
新たに発見された問題(セキュリティホール)の場合、「ウィルス(マルウェア)が行いそうな処理」と認識しないというのは、「動作上の問題」でお話しました。
この場合、基本的に、直接問題を利用するような場合です。
しかし、問題によっては、いろいろな処理と組み合わせて複雑化し、間接的に問題を利用するようなことができる場合もあります。
間接的な利用まで発見できればよいです。
しかし、複雑化した動作の場合、発見できないこともあります。
この問題を解決するには、「最低限のウィルス対策をしましょう その2」でお話をしているように、原因となったソフトウェアを改修版に更新する事が必要です。
ウィルス対策ソフトだけで、全ての問題を解決できるわけではありません。

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