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ウィルス(マルウェア)の派生形の代表例

前回は、基本的な機能別の3種類についてお話しました。
今回は、その3種類から発生したものについてお話します。
派生したものは、いろいろあるので、代表的なウィルス(マルウェア)についてお話します。

派生したウィルス(マルウェア)について


  1. スパイウェア
  2. バックドア
  3. キーロガー
  4. ボット
  5. ランサムウェア

スパイウェア

意図しないでPCやサーバ、スマートフォンなどに保存されている情報を外部に送信する機能があります。
スパイのように勝手に情報を盗んでいくので、スパイウェアと呼ばれています。

作られ方次第で、下記のどれにもなります。
  1. (狭義の)ウィルス:○
  2. ワーム:○
  3. トロイの木馬:○

バックドア

悪さをする人がネットワークなど、悪さができる場所に侵入するための裏口を作る機能があります。
トロイの木馬の一種と言われています。

裏口ができると、そこから悪さをする人が出入り自由となります。
悪さをする人は裏口から侵入して、感染者のPCやサーバ、スマートフォンなどを自由に操ることができます。
自由に操れるので、情報を盗むこともできます。
ただ、トロイの木馬の自己伝染機能のところでお話しましたように、あくまで操作する機能なので、スパイウェアとは区別されています。

また、他のPCやサーバ、スマートフォンなどを攻撃する道具として使われることもあります。
例えば、DDoSなどの攻撃相手に多数から攻撃をかける場合に使われます。

  1. (狭義の)ウィルス:×
  2. ワーム:×
  3. トロイの木馬:○

キーロガー

感染者のPCやサーバなどのキーボード操作をそのまま外部に送信する機能があります。
スパイウェアの一種と言われています。

キーボード情報から、IDやパスワードなど、重要な情報を盗み出します。

ソフトウェアだけではなく、キーボードとPCやサーバなどの間に物を設置するハードウェアもあります。
ハードウェアの場合、セキュリティソフトでは発見できない場合もあります。
  1. (狭義の)ウィルス:○
  2. ワーム:○
  3. トロイの木馬:○

ボット

ロボットのロが無くなって、ボットと呼ばれるようになったと言われています。

ロボットのように、悪さをする人からの指令によって、悪さをする機能があります。
具体的には、バックドアと同じように、
  • ボットに感染したPCやサーバ、スマートフォンなどから情報を盗むこと
  • 他のPCやサーバ、スマートフォンなどを攻撃する道具として使われること
です。

作られ方次第で、下記のようになります。
  1. (狭義の)ウィルス:×
  2. ワーム:○
  3. トロイの木馬:○

ランサムウェア

ランサムウェアとは、Ransom(身代金)とSoftware(ソフトウェア)の組み合わせからできた言葉です。
勝手に感染したPCやサーバ、スマートフォンなどのファイルを暗号化して、読み取れないような状態にする機能があります。
読み取れなくした後、「ファイルの復元」を条件に金銭など(身代金)を要求します。

ランサムウェアの多くの説明では暗号化と言われていますが、実際には、暗号化などという復元可能な処理は製作が面倒なので、復元不可能な無秩序な改変を行う処理の場合もあります。
このため、身代金を支払ったとしても、ファイルを復元できないことが多いです。

作られ方次第で、下記のようになります。
  1. (狭義の)ウィルス:○
  2. ワーム:○
  3. トロイの木馬:×

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